リード管理効率化を実現!
KiteRaが選んだSalesforce連携ツール

株式会社KiteRa 様

安心して働くためのルール(仕組み)である社内規程をTechnologyの力で簡単に正しく運用できる社内規程作成クラウドサービスを提供する株式会社KiteRa(以下、KiteRa)。経営企画部門では、Salesforceを活用した顧客管理を行っていましたが、契約社数が即時に把握できず、営業現場では既存顧客に重ねてアプローチしてしまうなど、リード管理に課題を抱えていました。この状況を打破するため導入したのがファクトマーケティングが提供するSalesforceの業務効率化ツール「Easy Convert」です。 本記事では、その導入を進めた同社 経営情報本部 経営企画グループ リーダーを務める古田部氏に、導入前の課題から導入の決め手、今後の展望までを詳しく伺いました。

Salesforceを活用して運用している業務効率化サービス

まずは、古田部様のご経歴や、KiteRaでの所属や業務内容について教えてください。

古田部:前職では求人広告会社で営業、その後Salesforceの管理を担当していました。2023年1月にKiteRaに入社し、現在は経営企画グループのリーダーとしてSalesforceやMAツール、帳票管理などの運用を担当しています。

KiteRaさんの事業内容についても簡単にご紹介いただけますか。

古田部:社内規程DXサービスである社労士向けの『KiteRa Pro』と企業向けの『KiteRa Biz』を展開しています。KiteRaの強みは大きく2つあり、ひとつめは社会保険労務士法人としても事業運営をしている、社内に規程・ガバナンス領域のエキスパート集団がいる点です。法改正対応など専門的な知識が必要になる内容も素早く正確にアップデートすることができます。ふたつめは、システム開発を完全内製化している点で、お客さまからいただいたフィードバックを臨機応変かつスピーディにプロダクトに反映することができます。

複雑化した「リード管理」と「情報分断」により企業ステータスの把握が困難に

Salesforceの運用において、どのような課題があったのでしょうか。

古田部:大きな課題は、「リード」と「取引先」の情報が混在していたことです。そのため、企業の取引ステータスが把握しづらく、実態とSalesforce上のデータにずれが生じていました。例えば、すでに契約済みの企業がリードとして残っていたり、重複データが発生したりしていました。つまり、見込み客なのか既存の契約企業なのか、あるいは失注済み企業なのかといったことが、すぐにSalesforce上で把握できない状況だったのです。

それは、経営企画や営業現場にも支障があったのではないでしょうか。

古田部:はい。契約企業の母数が正確に把握できないため、今後の伸び代を予測しづらくなってしまっていました。また、営業現場ではすでに取引中の企業に再度アプローチしてしまうといったミスもあり、営業活動にも影響が出ていました。

シンプルな操作性で決めた「Easy Convert」の導入

そのような課題に対して、どのように改善を試みたのでしょうか。

古田部:課題自体は認識していましたが、Salesforceの運用担当は私一人だったため、他の優先度が高い業務に追われ、具体的な改善策に着手できていませんでした。そのため抜本的な解決策を見つけられていませんでした。手作業でデータ整理することも考えましたが、データ量が膨大なため現実的ではありませんでした。

そのような状況の中で2024年の秋ごろ、あるメンバーが「Salesforce 一括取引開始」といったキーワードで検索し、「EasyConvert」を見つけました。これならSalesforce内でリードから取引先への変換を一元的に管理・自動化でき、今抱えている課題を解決できるかもしれないと思いました。

ほかのツールも検討されたとのことですが、実際に「Easy Convert」を導入した決め手は何だったのでしょうか。

古田部:一番の理由は、シンプルで使いやすいUIです。複雑な設定が不要で、誰でも簡単に操作できる点が魅力でした。特に、リードを一括で取引開始できる機能は、細かい条件設定も可能であり、まさに私たちが求めていた機能でした。

また、トライアルで2週間ほど導入し、実際にテスト環境で試した結果、既存システムとの互換性にも問題がないことが確認できたことも大きな決め手の一つです。他のツールもトライアル導入まではしたことはあるのですが、すでに利用している別のツールとの互換性が悪かったり、設定が複雑だったりしたため、本格導入には至りませんでした。

リード管理の効率化やデータの一元化に期待される導入効果

2025年4月より「Easy Convert」を導入いただいていますが、業務へのどのような改善を期待していますか。

古田部:まだ本格的な移行作業前ですが、テスト段階では想定通りの動きを見せており、リード管理の効率化やデータの一元化による業務改善、そしてマーケティング施策の高度化など、事業成長に大きく貢献してくれると期待しています。2025年5月に予定している大規模なデータ移行作業も、Easy Convertのおかげでスムーズに進められる見込みです。

ファクトマーケティングの支援体制はいかがでしょうか。

古田部:ファクトマーケティングさんにはトライアルのときから、非常に丁寧に対応いただいています。単にツールを提供するだけでなく、弊社がどのようにSalesforceを活用したいのか、どのような課題を抱えているのかを事前にヒアリングしていただき、その上で、「『Easy Convert』をどのように使いこなすと効果的か」という具体的な説明があったため、導入前から安心感を持つことができました。

ちなみに導入後も、特に困ることもなくスムーズに使えているのですが、先日ちょっとしたエラーが発生したことがありました。その際、ファクトマーケティングさんに連絡したところ迅速に対応していただいたため、サポート体制もしっかりしているという印象を受けています。

「Easy Convert」はどのような企業にお勧めしたいと思いますか。

古田部:Salesforceは非常に多機能なツールですが、導入して終わりではなく、どう運用するかが非常に重要です。私たちも当初は使いこなせていませんでしたが、ファクトマーケティングさんのように業務理解の深いパートナーとともに改善していくことで、大きな成果が見込めると感じています。

その上で「Easy Convert」は、シンプルな操作性でありながら大きな効果を見込めるツールです。そのため、弊社のように「リード管理に課題を抱えている企業」や「ターゲット顧客が明確で、効率的な営業活動を目指している企業」に最適だと思います。

全社でのSalesforce活用を見据えた今後の展望と期待する機能

今後、「Easy Convert」をどう活用していきたいとお考えですか。

古田部:「Easy Convert」を通じてリード情報をきちんと整理し、契約企業数をリアルタイムで把握できるようになることを目指しています。例えば、都道府県別の契約企業数が可視化できれば、地域別のマーケティング施策も立案しやすくなります。これまで見えにくかった情報が整理されることで、営業や経営判断のスピードも向上すると期待しています。

「Easy Convert」を活用していくにあたり、特に重要だと考える機能や追加されると便利な機能はありますか。

古田部:重複チェック機能の強化です。Salesforceでよく起こるのが、「株式会社KiteRa」と「KiteRa株式会社」のような法人格の順序の違いや、大文字・小文字、全角・半角といった表記の揺れです。こういった細かな表記の差異に対応できる、より高度な重複チェック機能があれば、データの精度もより高くなると考えています。

Salesforceはどのように活用していく予定でしょうか。

古田部:今後はマーケティングや営業部門だけでなく、CS(カスタマーサクセス)部門との連携をさらに深めていきたいと考えています。具体的には、顧客の製品利用状況に関するデータとSalesforceを繋ぎ合わせることで、契約後の顧客がどのようにサービスを活用しているかを把握できるようにしたいと考えています。そうすることで、一人ひとりの顧客に合わせた、より丁寧なサポートが可能になります。その結果、解約を防ぎ、顧客満足度を高めることに繋がると期待しています。Salesforceを会社全体の活動を支える基盤として捉え、これまで以上に幅広い用途で活用していきたいです。